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ただの個人の掃き溜めです。
DATE: 2016/04/17(日)   CATEGORY: 美術館・博物館
神奈川近代文学館「100年目に出会う 夏目漱石」見て来ました。
神奈川近代文学館「100年目に出会う 夏目漱石」見て来ました。
聖地来ました。


漱石先生の生い立ちの説明や写真パネルや書かれた論文や小説や
生原稿及び解説や家族友人門下生達とやり取りした手紙や
当時の御本や新聞記事の紹介や絵画等々、品数も内容も素晴らしく
見応えあり過ぎてまさかの3時間コースだった…目が幸せだった。
私はこの人を先生と呼んでいる。




この企画展やるの初めて知った時からずっと楽しみにしてたんだけど
期待を裏切らない充実っぷりで大満足だったよう;;



展示替えもあるそうです。公式サイトより。

【前期】展示期間=3月26日~4月26日
夏目漱石「道草」原稿 第16回 個人蔵
   〃   「明暗」草稿 二十七 1-2・3・4 東京都江戸東京博物館蔵
   〃   「達磨渡江図」 当館蔵
   〃   久米正雄、芥川龍之介あて 1916年(大正5)8月21日(複製) 山梨県立文学館蔵
   〃   書「水仙や根岸に住んて薄氷」 当館蔵
芥川龍之介「葬儀の記」原稿(オリジナル) 山梨県立文学館蔵
松岡映丘「湯煙(草枕)」 練馬区立美術館寄託

【後期】展示期間=4月27日~5月22日
夏目漱石「道草」原稿 第17回 個人蔵
   〃   「明暗」草稿 三十九 1・2・3・4 東京都江戸東京博物館蔵
   〃   「寒山拾得図」 当館蔵
   〃   久米正雄、芥川龍之介あて 1916年(大正5)8月21日(オリジナル) 山梨県立文学館蔵
   〃   書「人閑桂花落」 岩波書店蔵
芥川龍之介「葬儀の記」原稿(複製) 山梨県立文学館蔵



先生の細かい字、小さい書き込み等を見ると神経の細さを感じざるを得ない。
奥さんへのお手紙も物凄く小さい文字でぎっちり書いていたりするのでね。

子規の「僕ハモーダメニナッテシマッタ」の有名な最後の手紙は、
他の二通の手紙(絵に文字を添えたもの)と三枚一緒に合わせて、
一枚の掛け軸の様になっていた。
先生と子規のやり取りを見ると、先生が心穏やかだったり楽しそうな
雰囲気が伝わって来るのでいつ見ても心がほっこりする。

小説の解説では、先生がどの小説においても他人から離れることによる孤独でなく、
他人との関わりの中で感じる孤独を毎回描いているのは書かずには
いられなかったからだろうと言うの激しく納得した。

また、着物が好きだった先生は娘の着物の柄を選んであげていたこと、
雛祭りの日には子供たちと一緒にひな人形を買いに行き、
娘たちはその日をとても楽しみにしていて、先生もとても満足そうに幸せそうだったのも、
あたたかな先生の様子を想像出来て幸せな気分になった。


神経衰弱で、病が発症した時は家族に当たることも多く怖いことも多かっただろうけれど、
それで一番苦しかったのは先生自身だろうし、決して楽なことばかりではなかったのは
分かるけれども、先生の一生と、先生の周りの人との交流を
今でも現物を見て垣間見られるのは本当に貴重なことと思うし
今回この展示が見られたことも幸せなことと思います。

新宿区の漱石山房記念館は来年9月開館と伺っておりますが、
引き続き募金も募集している様ですので今後とも是非ご贔屓に。
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