BAD END
ただの個人の掃き溜めです。
DATE: 2016/10/17(月)   CATEGORY: 美術館・博物館
古田織部美術館「古田織部の実像」を見て来ました。
古田織部美術館の「古田織部の実像」を見て来ました。
織部の心境察するに余りある。


<概要>(公式HPより)********************************************
平成28年 秋季展
古田織部の実像-『古田家譜』(豊後古田家伝来)初公開-

平成28年9月17日〔土〕 ~ 平成29年1月15日〔日〕
開館時間=9:30~17:30(入館は17:10まで)
休館日=12月29日~1月4日

 古田織部と聞けば、多くの方が織部焼を思い浮かべるのではないでしょうか。
実は、織部は茶碗では信楽・絵唐津茶碗なども好み、これらを用いて茶会を催しています。
今回の展示では、「織部好み=美濃織部焼」という一般的な見方を覆す茶道具を展示いたします。
 同時に、豊後古田家に伝来した『古田家譜』を初公開し、
武将としての織部の新事実を読み解きます。
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メモ程度のツイログ。


<10/16>
古田織部美術館 2016.9.17~2017.1.15「古田織部の実像」 http://www.furutaoribe-museum.com/exhibition.html
10/16 13:54[ Twitter for iPhone ]

高島礼子 日本の古都「家康暗殺計画と古田織部の謎」。織部美術館館長が太閤山荘の織部屋敷 鎖の間(再現)を案内。上段の間があり、長い鎖で茶釜を吊るしている茶室。それは織部の発案。織部茶碗の説明。大坂夏の陣図屏風の解説もあり。
10/16 14:58[ Twitter for iPhone ]

何故ヤスはそこまで織部の軌跡を跡形もなく消し去ったのか。ヤスはそれだけ織部の茶の湯の力を恐れた。どんな軍勢をも動かす織部の一服の茶が怖かった。
10/16 15:07[ Twitter for iPhone ]

料紙神号一行 豊臣秀頼筆「豊国大明神 秀頼」。太めの筆で豪快な書。二字横物 文英清韓筆「花月」。花に逢えば花を打し、月に逢えば月に打す、と言う禅語がある。花を見れば花を味わうことに専念し、月を見れば月を味わうことにせんねんせよと言う意味。
10/16 15:16[ Twitter for iPhone ]

大坂夏之陣布陣図。江戸時代前期。道明寺に古田九郎八、同勢に大野修理、真田信繁、大谷大学の名もあり。大坂城本丸には「秀頼公御生害 五月八日 毛利豊前介錯 同御母堂御生害氏家内膳介錯~」の記述。
10/16 15:20[ Twitter for iPhone ]

大坂冬之陣布陣図。嘉永四年六月に修復されたもの。大坂北側の守り手に古田九郎八の名前あり。九郎八は秀頼様の小姓だった。
10/16 15:20[ Twitter for iPhone ]

古織殿。織部在世中の慶長年間に大坂衆(秀頼様家臣)であり織部の弟子でもあった岡村登々之助によって開版された茶の湯作法書。
10/16 15:22[ Twitter for iPhone ]

書状。近衛信尹筆、文殊院応昌宛。(=和久是安)信尹は安土桃山時代の公家で織部晩年の連歌の師。是安は信尹について書を学び武勇の士としても知られた。秀吉様に仕え小田原征伐の際伊達政宗の間を取り持った。秀頼様の右筆でもあり夏の陣では兜を被っただけの姿で徳川方に突入し討死したと伝わる。
10/16 15:26[ Twitter for iPhone ]

内容。高麗日本の照布とはうるつるした布で、茶巾に使った。この布の余った部分があるなら持って来てほしい。年末でもあり忙しいでしょうが、との気遣いが見られる。
10/16 15:28[ Twitter for iPhone ]

宮帯出版社の本として勝永本も1750円で割引販売されてた。勝永も茶の湯してたしね。と言うか道明寺で九郎八とも会ってたのやもだしね。同じ茶人でも有楽と大違いだ。
10/16 15:32[ Twitter for iPhone ]





一言で言うと、とても良かった。
秀頼様の豊国大明神ご神号もあったし、大坂冬の陣布陣図や夏の陣布陣図で
何故か九郎八ちゃん推しなのも良かった。
織部は幕府側だったけど潔い最期の言動からも心は豊臣寄りだったんじゃないかなってそう言う欲目で見てる。

豊臣厨からしたら有楽と織部が何となく真反対の存在に見えなくもないのよな。
以前ツイで大坂衆推しビンゴみたいなやつがあって、
推しは各々違ってたけど軒並み有楽には丸ついてなかったの見て豊臣方のスタンドアローンコンプレックスかなって気がしてた。



展示目録、企画展変わったら多分HPから消えてしまうと思うので記載しておく。

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展示品目録

第1部  『古田家譜』と豊後古田家
1 書状 二月十五日付 箱に古田織部宛とあり 千 宗易(利休)(1522~1591)筆 豊後古田家伝来 14世古田宗関(重名) 箱 桃山時代
2 『本家系譜 古田氏』甲乙 豊後古田家(重宗系)伝来 竹田市立歴史資料館蔵 江戸時代中・後期
3 『家譜 古田氏』甲乙 豊後古田家(重宗系)伝来 竹田市立歴史資料館蔵 江戸時代中・後期
第2部 織部の最期と子どもたち
4 料紙 神号一行書 「豊国大明神」 豊臣秀頼(1593~1615)筆 桃山時代
5 家紋散若松蒔絵手箱 豊後岡藩中川家伝来 江戸時代中・後期
6 家紋散海松貝蒔絵 重香合 豊後岡藩中川家伝来 江戸時代中・後期
7 家紋散蒔絵 重盃 豊後岡藩中川家伝来 江戸時代中・後期
8 絵瀬戸 茶碗 銘「毛氈」 豊後古田家伝来 5世古田重治・6世重武・14世宗関(重名) 箱 江戸時代前期
9 古萩 茶碗 銘「落葉」 豊後古田家伝来 11世古田淵黙(広計)箱 江戸時代前・中期
10 『古織伝』 岡村登々之助 著 江戸時代前期
11 横 物 「花月」 文英清韓(1568~1621)筆 桃山時代
12 大坂夏之陣 布陣図 江戸時代前・中期
13 大坂冬之陣 布陣図 江戸時代後期
14 黒織部 六波文茶碗 桃山時代
15 三十二間 総覆輪阿古陀形筋兜 吹返に中川柏紋 江戸時代前期
16 本小札 色々威 丸胴 釘抜紋蒔絵 桃山時代
第3部  古田織部の実像
17 和歌 懐紙 「春日詠紅梅遅和歌」 三条西実枝(1511~1579)筆 桃山時代
18 紹巴発句懐紙 里村紹巴(1525~1602)筆 桃山時代
19 書 状 里村昌叱宛 (年未詳)霜月十四日付 細川幽斎(長岡藤孝、1534~1610)筆 桃山時代
20 書 状 和久是安宛 (年未詳)八月八日付 近衛信尹(1565~1614)筆 桃山時代
21 書 状(勘返状) 規首座宛 (年未詳)十一月五日付 古田宗屋(織部・玄庵)・春屋宗園 両筆 桃山時代
22 古田織部像(「茶之湯六宗匠伝記」) 寛保二年(1742)版 遠藤元閑 著 江戸時代中期
23 桐木地 袋棚 大江市郎兵衛 造 江戸時代中・後期
24 古銅 遊環 波文水指 江戸時代
25 古銅火舎蓋置 江戸時代
26 織部形 竹柄杓 大 現 代
27 織部好 黒中次 藤重藤厳 造 仙叟宗室在判 桃山時代
28 江戸ガラス合子(香合) 安曇野とんぼ玉美術博物館旧蔵 江戸時代
29 信楽 一重口水指 桃山~江戸時代前期
30 瀬戸 肩衝尻張 茶入 桃山~江戸時代前期
31 信楽 茶碗 銘「乙御前」 覚々斎宗左直書 了々斎宗左・碌々斎宗左 箱書付 桃山時代
32 備前 円座 水指 京都市考古資料館蔵 桃山時代
33 備前筒花入 桃山時代
34 信楽茶碗 桃山時代
35 黒織部 沓茶碗 京都市考古資料館蔵 桃山時代
36 黒織部 花文沓茶碗 京都市考古資料館蔵 桃山時代
37 絵唐津 松図皮鯨 沓茶碗 京都市考古資料館蔵 桃山時代
38 絵唐津 皮鯨 沓茶碗 京都市考古資料館蔵 桃山時代
39 朝鮮唐津 徳利 桃山時代
40 絵唐津 三足 向付 京都市考古資料館蔵 桃山時代
41 絵唐津 皮鯨茶碗 京都市考古資料館蔵 桃山時代
42 絵唐津 深向付 京都市考古資料館蔵 桃山時代
43 絵唐津 向付 京都市考古資料館蔵 桃山時代
44 絵唐津 隅切 四方 向付 京都市考古資料館蔵 桃山時代
45 絵唐津 向付 京都市考古資料館蔵 桃山時代
46 高取 耳付矢筈口水指 桃山時代
47 絵志野 橋図茶碗 京都市考古資料館蔵 桃山時代
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ご挨拶にある通り、織部の子女たちについては初めて知ったことも多くて、
今回一番の収穫だったと思います。

「『異本古田家譜』の展示を契機として、織部の子女についても考究を試みました。
その結果、書状や侍帳といった一次史料の中に、彼らについての記録を見出すことができました。
これまでごくわずかな事柄しか知られていなかった彼らですが、
確かに存在し活動していたという痕跡が見つかったことで、実在の人物として浮かび上がってきました。
第二部では、大坂夏の陣を取り上げ、織部の子どもたちの人物像を断片的ながら探ってみたいと思います。」
と、「ご挨拶」にある通り、真摯に研究されているのが伝わって来て良い展示でした。

来年初頭までやっている企画展なので、機会があれば是非。
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