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ただの個人の掃き溜めです。
DATE: 2016/10/25(火)   CATEGORY: 美術館・博物館
三の丸尚蔵館 第74回展 「書の美、文字の巧」を見て来ました。
三の丸尚蔵館 第74回展 「書の美、文字の巧」を見て来ました。
何はなくとも秀頼様に会いに。

前中後の三期に分かれての展示になっており、
今回行って来たのは中期展示「Ⅱ. 豊かな書-歴史を伝え,書風を展開する」
会期 10月15日(土)~11月6日(日)のもの。

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歴代天皇の宸筆、散らし書きの金箔屏風、足利尊氏直筆書状等、
貴重で優美な書がずらり。


私の一押しは前田利為より皇室に献上された古筆短冊手鑑。
秀吉様、秀次様、秀頼様の和歌短冊も納められていたのでその一点だけで最優秀。
手鑑とは筆跡の見本帳で極札(紙片に書かれた鑑定状)と共に鑑賞されるもの。
本作品は鎌倉初期の藤原定家から江戸前期の御西天皇、戦国武将等の和歌短冊を納めていた。
和歌短冊は自筆自詠が基本だが、天皇、女性、古歌には署名をしないそうです。
ヤス、秀忠、家光の後に豊国大明神、関白殿秀次公、秀頼公、
その後明智日向守殿、足利氏(義持、義政、義晴、義輝)、
大内氏と続くので時代は順不同の様子。


散らし書きの書も多かったためか、解説あり。
「手紙を書く時に行頭を揃えず敢えて濃淡や線の細太の変化をつけてとびとびに散らして書く書き方。
行頭を揃えて書くより妙味があるとされ平安中期より色紙や短冊に和歌を書く時に用いられた。
散らし書きは女性の手紙にも多く用いられた。」

これ読んで思い出したのが今年の夏に徳川美術館で見た秀頼様の和歌色紙だな。
上の句と下の句が句どころかフレーズごとに散らされていてパズルかと
思うくらいに散らされていたもの。妙味…そう、妙味ね…。

歴代天皇の宸筆について。
「天皇の直筆を宸筆、或は宸翰と言い、宸とは天子の住まいのこと。
現存宸筆は聖武天皇が最古。」
これは流石の宮内庁の本領発揮と言った感じで気品のある御宸筆が多くて見惚れました。


江戸城なぞ定期券内だけどよっぽど大阪城のが馴染み深いし頻繁に通ってるので
随分久しぶりな感じがしたわ。
三の丸尚蔵館でこの手の好きな展示に巡り合うことがそれ程多くないから
今回嬉しかったです またお願いします。
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