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ただの個人の掃き溜めです。
DATE: 2016/11/08(火)   CATEGORY: 美術館・博物館
聖徳記念絵画館特別展「幕末・明治を一望する -近代史を描いた巨大壁画-」に行きました。
聖徳記念絵画館特別展で10/22~11/20にて開催中の
「幕末・明治を一望する -近代史を描いた巨大壁画-」に行きました。

日ノ本の夜明けへ。

今回は開館以来初の特別展とのことで、80点の常設壁画に加えて
外部の博物館、資料館の協力でもって解説パネルや関連資料、
壁画を描く際に参考にした写真や習作も展示されていた。

特別展出品目録はこちら



ここに常設の日本画40点、西洋画40点は教科書に採用されているものが少なくなくて、
その絵自体が有名なのは勿論だけど、結城素明とか前田青邨とか堂本印象とか
著名な日本画家が勢揃いだし、日本海海戦の絵は漱石先生の挿絵で有名な中村不折作だし
その辺の美術館より余程安定した絵画堪能出来るのが好きです。

ただ展示入れ替えがないからそんな頻繁に来ないだけで久々に来ると凄く楽しい。
明治天皇の御料馬、金華山号にも久しぶりに会えました。

山本鼎とか昔はスルーしていた気がするけど上田に行ってから
大分馴染みが出来たし、来る度に違うところに反応出来るようになるなあとも。


教科書採用クラスで有名なのは江戸開城談判、大政奉還、岩倉大使欧米派遣、
憲法発布式、下関講和談判、ポーツマス講和談判等。
中高時代から国語便覧や日本史資料集大好きだったから
その辺の名画と比べても相当思い入れある。


解説版に、明治天皇を支えた当時のブレーンの名前と年齢が書いてあったのだけれど、
30代の若手揃いでその辺のベンチャーどころじゃないだろうと驚愕した。
1868年頃、明治天皇16歳、三条実美31歳、大久保利通38歳、板垣退助31歳、
岩倉具視43歳、勝海舟45歳、木戸孝允35歳、徳川慶喜32歳、西郷隆盛40歳、
井上馨33歳、(坂本龍馬 生きていたら32歳、)伊藤博文27歳、山形有朋30歳。
日本の未来を作ったのは本当に若者たちだったのだなあ…。


パネルには、絵画館の竣工と共に最初に奉納された五枚の絵画も紹介されていた。
日本画では唯一、西南役熊本籠城の絵。
残り四枚は西洋画で、軍人勅諭下賜、枢密院憲法会議、憲法発布式、日露役奉天戦。


印象に残ったのは「壁画下図 岩倉邸行幸 北蓮蔵」の三枚の習作。
病床の岩倉具視を明治天皇がお見舞いにいらして、岩倉は布団の上で
女性(女中?)に支えられながら半身を起こして明治天皇に手を合わせている。
脇には岩倉の妻が平伏している。
明治天皇の立ち位置、岩倉の体の起こし具合、妻の位置等が各々違ったのだけれど、
一番敬意を払っており、美しい構図で完成されていたのは流石だった。


矢張り関連資料があると絵画の楽しみ方が数倍アップするし、
今後定期的にやってくれたらリピーターも増えるのではないかと思う。

周辺の散歩も出来て良い休日になりました。
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