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ただの個人の掃き溜めです。
DATE: 2016/11/19(土)   CATEGORY: 美術館・博物館
畠山記念館の「天下人の愛した茶道具」見て来ました。
畠山記念館の「天下人の愛した茶道具」を見て来ました。
一服どうぞ。

天下人、と銘打ってあるだけあって、展示数はそれ程多くないものの
信長や秀吉様ゆかりの品が結構あって満足。

秀吉様関連では母上宛の書状、愛用の茶杓 落曇(利休作)、
福寿文字入帛紗(陣羽織裂)、唐物肩衝茶入 銘 星(秀吉様→清正→紀州徳川家)等。
秀吉様の文字凄く特徴的だから分かりやすいの助かるねえ。



ツイログ。


<11/19>
畠山記念館 http://www.ebara.co.jp/csr/hatakeyama/exhi2016autumn.html 天下人の愛した茶道具 10/1~12/11 今回は「黄金と侘び」をテーマに、信長、秀吉、家康ら天下人ゆかりの品々をご紹介いたします。11/5~20は国宝「煙寺晩鐘図」(伝 牧谿筆・南宋時代)を特別展示。
11/19 16:41[ Twitter for iPhone ]

出品目録。 http://www.ebara.co.jp/csr/hatakeyama/pdf/exhi2016autumn-moku.pdf
11/19 16:41[ Twitter for iPhone ]

里村紹巴の筒書によると、秀吉様がこの茶杓を愛好の余り曲げ直させようとしたが失敗したので、怒って打破ろうとしたところ徳雲軒が拝領したとの由来あり。落雲の銘は此処からだろうとのこと。似た逸話他にも聞いたことあるけど戦国武将何かとめんどくs いや何でもない。
11/19 20:20[ Twitter for iPhone ]


記念館に行く道中の日本庭園も綺麗でした。
以下、展示物は豊臣中心にメモしておいた。


・豊臣秀吉書状
朝鮮出兵前、母の大政所は名護屋の陣営に帷子(夏用の衣服)などを送ってくれた
事に対し、感謝の気持ちを綴る。一際大きな「うれしく」の文字が印象的。
「戦の事、気遣いあるまじく」と心配する母の気持ちを安心させようとしている。

・重文 「竹林山水図」 伝 夏珪(かけい)筆
足利義教が所蔵した山水の名品。
画面右下では、ロバに乗った高士がお供を従えながら水辺をゆっくり歩いている。
画面左下に夏珪の「夏」の文字、右上には義教の鑑蔵印「雑華室印」がある。

・国宝 「煙寺晩鐘図」 伝 牧谿(もっけい)筆
足利義満愛蔵品。義満→松永久秀→信長→ヤス→紀州徳川家→加州徳川家。
墨の濃淡で光と大気を表した国宝の水墨画。
虫食いの跡が等間隔であることから、元は巻物であったと分かる。

・印子金鎖
安国寺恵瓊所用。
86の粒を繋ぎ、各個の四面には細い金の針金を唐草状に編んでいる。
関ヶ原で安国寺恵瓊を捉えた奥平信昌がヤスに献上。後に松平忠明に下賜。

・古瀬戸肩衝茶入  銘 円乗坊(えんじょうぼう)
京都本能寺の僧で、利休の女婿である円乗坊宗円が所持。
信長は本能寺の変において落命するが、その際にこの茶入も罹災、
宗円が焼け跡から拾った後、肌身離さず携行したと言われる。
この逸話を物語るかのように、挽家をおさめるふすべの革の袋には長緒が付いており、
茶入には疵や貫入などの痕跡が認められる。
1772年、五百両で松平不昧の蔵に収まった。

・落雲
千利休作の茶杓。節を下三分の一に置き櫂先がぐっと広がった珍しい形。
里村紹巴の筒書によると、1584年秀吉様はこの茶杓を愛好の余り曲げ直させるが失敗した。
怒って打破ろうとしたところ侍医の徳雲軒が拝領し落雲 大海茶入と併せ持ったと言う。
落雲の銘はこれに由来すると思われる。

・福寿文字入帛紗
秀吉様陣羽織裂。

・井戸茶碗 銘 信長
信長→京極高次→秀吉様→織部→淀屋茶庵→招甫→丸亀京極家。
高台脇、高台内部の釉薬のちぢれた様は井戸茶碗の特徴で梅花皮(かいらぎ)と言う。
口には黒漆で修複した跡が残っており、長い間大切に使われてきたことが知られる。 

・唐物茶入 銘 星
秀吉様、清正などを経て紀州徳川家へ。綱吉の時代、柳営御物として大切にされて来た。
黒釉薬の一面に光沢のある景色から星と命名されたと言われている。

・(参考)大正名器鑑
高橋箒庵によって編纂された、当時の著名な茶道具を写真入りで紹介した大カタログ。
大正8年から昭和元年にかけて9編13冊が刊行された。
※「星」の紹介ページが展示されていました。

・天命責紐窯
足利義教→秀次→柳営御物として徳川家→ヤス没後駿府御分物として紀州徳川家。
肌合いは挽き目がうっすらとついた穏やかな挽き肌で、
針穴状の小さな穴が所々に見られる。
蓋の摘みが松笠(まつぼっくり)の形をしている。

・(参考)今井宗久茶湯日記書抜
今井宗久の茶会記。2巻2冊。
上巻は宗久の茶会、下巻は古田織部計の茶会を収める。
上巻で一番多いのは利休、次に秀吉様、そして信長と続く。
1583/1/5、同7/7の秀吉様茶会では打雲茶入が用いられている。
同年10/15の秀吉様茶会参加者に円乗坊と徳雲軒の名が見られる。

・唐物茶壺 銘 十五夜
夏の陣の際に、江戸留守役の褒章としてヤスが酒井忠和に贈った。
胴の釉薬の色合いやなだれが微妙で、下部の土肌には轆轤目が見える。
口に被せている口被の裂地は花菱文金襴である。

・梅に山鳥図屏風  伝狩野山楽筆
画面を飛び出すような勢いのある巨木表現や、
切り立つ岩の荒々しさに狩野派らしい筆致がうかがえる。
絵の背景は豪華な金箔で、金雲がもこもこと漂う様を表現している。



展示数はそれ程多くないものの、静かな雰囲気でゆっくり鑑賞出来て良かったです。
畳のある場所で、座って鑑賞出来ると言う点は太田記念美術館にも似ているかも。

豊臣に興味を持つと茶の湯とか刀剣とかどちらかと言うと疎いジャンルにも
興味を持てるから良いことです。また素敵な展示があったら遊びに行きたい。
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