掌美術館「北政所ねね一族と天下人」を見て来ました。

先日、高台寺を見た際に、お決まりの掌美術館も見て来ました。
おねね様中心なので木下家、浅野家多め。
重文の秀吉様像が目玉だったかな。
先の、圓徳院の「日本の祝祭」は長谷川等伯の重文「山水図屏風」が目玉で、
結婚の用具や食器、白無垢、留袖等を、あくまでテーマ準拠で
特に豊臣や高台寺らしさは少なかったのと比べ、
こちらはいつもの掌美術館らしい展示だったかと。
展示一覧。
・十一面観音坐像…14世紀。
・徳川家光帖…紹叔首座宛。1626年。高台院の甥、周南紹叔が景徳寺の住職に任じられた時の公帖。(任命書)
・高台院消息…常光院宛。
ここから高台寺蒔絵。
・桐紋蒔絵化粧箪笥
・桐菊紋蒔絵角盥
・桐菊紋蒔絵楾…水やお湯を運ぶ器物で「はんぞう」と読む。
・菊桐蒔絵水次
・桐紋蒔絵飯器
・浅野長政仮名消息…孝蔵主、客人宛。木下勝俊(長嘯子)の近況を知らせる。
・日足紋黒漆膳
・金銅桐紋提子
・金銅長柄桐紋両口銚子
・金小札縹糸中紅素掛威具足…木下利房所用
・縹糸下散紅素掛威具足…木下利房所用
・重文・獏蒔絵枕…枕の両端に獏の高蒔絵。
・綱敷天満宮縁起…木下家定筆。北政所が天神を信仰し、ある日夢に天神を見た。
目覚めると御簾の元に錦の布に包まれた綱敷天神の軸があった。
・ 綱敷天神像…北政所が夢に見た道真の姿。
(↑個人的感想だけど、明王みたいな表情でちょっと怖かった。)
・木下家定像
・木下長嘯子(勝俊)像
・高台院像
・重文・豊臣秀吉像…秀吉様像の中でも最も有名なもの。
南化玄興賛。田中吉政の求めによりなされたと言う。
(保存状態が良過ぎて驚いた。これが400年前のもの…修復されたから?
同じ桃山時代でも、隣の高台院像とえらい違いだった。)
以上です。
高台寺蒔絵は割と他の処でも見るけれども桐紋があるのが特に優美で良いですね。
「天下人」と表題にはあるものの秀吉様のは画像一枚だけだったのは
少し残念ではあったものの高台寺だから仕方ないか
豊国神社宝物館に行けって話ですよ はい。
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