BAD END
ただの個人の掃き溜めです。
DATE: 2017/08/05(土)   CATEGORY: 攻殻機動隊
「攻殻機動隊小説アンソロジー」を読んだ。

「攻殻機動隊小説アンソロジー」を読みました。
2014年9月~『攻殻機動隊』小説アンソロジー原稿募集が発表されて、
その優秀作がこれらの様です。

3月末に発売していたのは知っていたけれど、
今迄特に食指が動かなくてずっとスルーしていたものなんですが
いやーーーー開けてびっくりでした 理由は後述。
カバーデザインはシロマサ描き下ろしだったらしいけど
言われて見たらそのように見える(言われるまで気付かなかった

以下、完全にネタバレを含んでいます。


参加作家は円城塔、三雲岳斗、朝霧カフカ、秋田禎信、冲方丁で、
どれも現代の(SF)作家好きだと興味が湧く面々なのかもしれない
私はさっぱりだったけど。



ツイログ。


<8/3>
攻殻の公式アンソロ読んだらクゼ出て来て驚いたんだけどすげーーーーー二次創作ーーーーー!!!!!って感じだったしこれが支部だったらタグ付け公安に治安維持される勢いだったけど今年の私達は実写攻殻視聴済みなので逞しくなった気がする。 via Twitter Web Client
2017.08.03 18:28

創作人物、捏造、時系列違い、アオクゼorクゼアオ、くらいはタグつけておかないと治安維持される二次だよ お察し過ぎません? via Twitter Web Client
2017.08.03 18:31

主人公の名前がヒデと言うだけで感覚器官のエコーが反応するんだけど著者の想像力が過ぎて(※本作ではそれがキーワードだった)笑い男まで出て来た時はマジでかとこっちが笑うしかなかった 物語として面白いかどうかさえ分からないくらいにすげーーー二次創作だった。 via Twitter Web Client
2017.08.03 18:33

最後またクゼが俺の名はみたいな展開になってたんだけどクゼをヒデオ呼びする遊び流行ってるんです? via Twitter Web Client
2017.08.03 18:34

攻殻はハマっても二次に行くより拗らせるタイプの作品だから支部などほぼ見たことないんですけどクゼの小説とかあるんですかね 自分が公安になる気がするんだけど。 via Twitter Web Client
2017.08.03 18:36

私は公式が最大手の間柄にしかハマりませんよ!これは原理です!擬似映像でも記憶のノイズでもないと確信出来るのは電脳化していない人間の強みです!(傲慢 via Twitter Web Client
2017.08.03 18:38

概算?目安?で考えるとこんな感じかな。
クゼ
2004 0
2010 6
2024 20
2031 27

アオイ
2024 11
2030 17 via Twitter Web Client
2017.08.03 18:41

さっきのタグ云々の話だけれども創作部分は空いているところを埋める行為なので別に構わないんだけど時系列を歪曲されるのとううん?ってなるのはそれがわざとなのか無知なのかで公式へのリスペクトの差が出て来そうな気がするからかな。 via Twitter Web Client
2017.08.03 18:43

ヒデの妄想上のユピテルが最後に会ったのは十三年も前、と言う台詞があるので2023年設定にしてそうなものだけど、2024/2/3の笑い男事件より後だから合わないんだよな。
2017.08.03 18:45

笑い男事件とクゼがPKFで新義州に行っていたのが同年(2024年)だし笑い男事件の結果についても話してるしクゼがアオイを見て未成年か…?みたいな反応をするのもモニャるしで私が時空警察になってた。 via Twitter Web Client
2017.08.03 18:47



…と言うことでクゼのことしか言ってません いつものことです。




折角なのでここで他のも補足。

①円城塔「Shadow.net」
GITSアフターのパラレル。
事故によって相貌失認(人の顔の区別がつかない)様になった男が、
公安において監視装置のシステムとして働く様になる。
視覚システムを通して見る現実に、自らの存在、実体に疑問を感じる様になった男が
出会ったのは「人形使いを滅ぼそうとする、そしてその時自分も消滅する」と言う女性だった。

②三雲岳斗「金目銀目 Heterochomia」
SSS時系列のパラレル。
主人公・ミサキはかつてある女性に命を救われた。
「彼女」と同じ高性能な目を入れ、「彼女」の正体に迫ろうとするミサキ。
場面が変わり、トグサとバトーは、元環境省局長の殺害事件を追っていた。
それに連なる昨今の事件においても、犯人の動機や手口には奇妙な点が多い。
少佐が犯人?…オチは八百屋お七な感じです。


③朝霧カフカ「攻殻機動隊 Soft and White」
クゼです。(ネタバレ)
笑い男事件の後でクゼがPKFに入る前と言う正に時空の歪みなのだけれども
細かいことは気にするな。
表向き()の主人公の名前はヒデ、本名は火蛇穴英雄(ヒサラギヒデオ)。
何この中二全開の名前!てゆか名前でネタバレです!

ヒデはフリーの義体コンサルタントとして働く傍ら、
テロリストの足跡を追う情報屋として働いていた。
今回は「ユピテル」と言うテロリストを追い、ある島を訪れれていた。
そこは全ての物を電脳の認識の上に構築し、島内全員に完全同期した
フェイクの感覚を与えるシステム=「SOFT」により制御された島。
外界とは完全に遮断されたイントラネットの世界。
椅子と寝具(体重を預けれられるもの)だけが本物で、
それ以外は全てが感覚素子が見せる幻である筈のこの世界。
島の警備主任・コーマはヒデに、この島に一挺の本物の拳銃が持ち込まれたと言う。
後半になるにつれサリンジャーの笑い男をモチーフにした創作部分が目立って来て
アオイ、アリー(アオイと同じ施設で育った弟、今はSOFTの本体)とやりたい放題。
二次創作なので良いんですけどこれ公式アンソロに載せて良いのか謎。


④秋田禎信「自問自答」
inner universeをイメージした小説か、或は原作2巻へのオマージュもあり?
素子はある公園にいた。だが、そこには違和感しかない。
静止画の中に閉じ込められたような感覚。そこに現れたのは自分と同じ姿をした女。
素子と「女」の会話が延々と続いて宇宙とか言い出すのは原作2巻モチーフかと。
目が覚めた素子は、病院で丸四日眠っていたことをバトーから聞かされた。


⑤冲方丁「スプリンガー Springer」
イメージは何だろう、イノセンス?一人の警察の話し言葉で語られる作品。
スポーツ用品の社長が殺害され、その工場からは4体の特殊義体が盗まれていた。
強盗殺人の捜査をしていた彼は、捜査を進める中で、
その盗品された義体、脳が空っぽの義体こそが、殺し屋を殺していたことを知った。
タイトルのスプリンガーとはスプリンガー・レイジ・シンドローム(激怒症候群)のこと。
彼は、誰かがあの義体を止めてやって欲しいと願っている。
多くの犯罪者と同じ様に、あれも、自分で自分を止められないのだろうと。




今回の5作品でそれが面白いかと言うとどれも似たり寄ったりな感じがするけど
ボリュームがあるのはヒデのやつです。ヒデ…と言う名前に対する違和感が凄い。
アンソロなので同人で構わないと言う精神で読もう。


攻殻の小説ではSAC当時の徳間デュアル文庫の3冊が好きだったけど
やっぱり何はなくともSSS小説が原作補完的な意味でも一押しなので
こちらを改めてお勧めしておきたいです。クゼの姿を追い求めてくれ給え。
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