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BAD END
ただの個人の掃き溜めです。
DATE: 2018/07/10(火)   CATEGORY: 美術館・博物館
国立西洋美術館「ミケランジェロと理想の身体」を見て来ました。
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国立西洋美術館「ミケランジェロと理想の身体」を見て来ました。

「ダヴィデ=アポロ」「若き洗礼者ヨハネ」の二点が目玉とのことで、
西洋美の一番「良いところ」に二点が鎮座してゆっくり鑑賞出来ました。
企画展全体としては、「理想の身体」をテーマにする通り、
古今東西の彫刻に見られる「美しい身体」を展示。
それが今日の美意思と合致するかは別問題でね。



<概要>
彫刻、絵画、建築のすべての分野で名をなし「神のごとき」と称された男、
ミケランジェロ・ブオナローティ(1475-1564)。
彼がシスティーナ礼拝堂に描いた《アダムの創造》と《最後の審判》はあまりにも有名です。
しかし、自らを語る時、彼はあくまで「彫刻家」という肩書にこだわりました。
二十代前半に完成させたサン・ピエトロ大聖堂の《ピエタ》、
フィレンツェ共和国の象徴とされる巨大な《ダヴィデ》など、
その卓越した技と美意識が表現された大型彫刻作品は、各地で至宝とされています。
そのため、これらの作品を中心に据えたミケランジェロの展覧会は
、これまで日本では実現がきわめて困難でした。
本展は、《ダヴィデ=アポロ》《若き洗礼者ヨハネ》というミケランジェロ彫刻の傑作を核に、
古代ギリシャ・ローマとルネサンスの作品約70点の対比を通して、
両時代の芸術家が創りあげた理想の身体美の表現に迫ります。



1 人間の時代ー美の規範、古代からルネサンスへ
「幼少期から青年期の男性表現」「アスリートと戦士」「神々と英雄」の章には
コントラポスト(体重の大部分を片脚にかけて立っている人を描いたもの。
人間の動きが表現されて美しく見えるため、ルネサンス時代によく制作された。)の
作品が相当数あったのだけれども、自分姿勢悪くてよくこう言う立ち方してしまうので
今度からコントラポスト立ちって名乗りますね…(時代遅れ


「ダヴィデ=アポロ」は、ダビデかアポロか未完のため永遠にわからない作品。
ノミの跡が残されているのがミケランジェロの存在感を感じさせた。

「若き洗礼者ヨハネ」はスペイン内乱で粉々に破壊され、
原型は40パーセントしか残っていなかったものを後世再構築したもの。
いつ本物の部品が出て来ても接着可能なように、
取り外すことのできるマグネットで補完しているそうです。技術が凄い。
当時のパーツ(灰色がかっている)と新しいパーツ(真っ白)が
混在しているのは痛々しさもありながら金継ぎの様な味わい深さもあり。


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ヴィンチェンツォ・デ・ロッシ「ラオコーン」が、今回唯一撮影可能な作品となっていました。
「1506年に古代彫刻の傑作ラオコーン像が発見された時、
ミケランジェロは現場に呼び寄せられ、その像を実際に目にしました。
ルネサンス期に制作されたほぼ原寸大の大理石による模刻からは、
オリジナル作品がルネサンスの芸術家に与えた衝撃の大きさが伝わってきます。」
の説明通り、バチカン美術館の展示とは少し違うけれども、
それが本作が単純な模倣ではなくロッシのオリジナリティを表す結果になっていると。



全70点で殆どが彫刻でした。
終盤、絵画も少し展示されており、ミケランジェロの墓碑を描いた本や
ミケランジェロの墓碑が納まっている「サンタ・クローチェ聖堂内部の眺め」も。


企画展を見終わった後は常設展も鑑賞。
西洋美来るの久しぶりだった ここの常設展は充実しているので好き。
しかしこれらを見て最近あまり西洋人の描く西洋画見ていないな、と
思ったのはあまりに昨今日本人の西洋画を好き好んでに
見に入っているからです 明治の西洋画大好きだから仕方ないわ。
外国ではよく見てるんだけどな。


それと、展示前に「展示室と外気の温度差にご注意ください」と言う
貼り紙がしてあったのだけれども、この暑がりな私ですら
序盤から割と寒いなと思って美術館を出る頃には相当寒くて、
御徒町まで歩いても外の暑さが気持ち悪くない程度には寒かったので、
もし行く人がいたら絶対防寒して行って欲しい。

総括して、古今東西の西洋美術を満喫出来て楽しかったです。
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