FC2ブログ
BAD END
ただの個人の掃き溜めです。
DATE: 2018/10/16(火)   CATEGORY: 美術館・博物館
泉屋博古館「狩野芳崖と四天王―近代日本画、もうひとつの水脈―」(後期)を見て来ました。
IMG_0833_400.jpg
「狩野芳崖と四天王―近代日本画、もうひとつの水脈―」
後期展示で悲母観音を見て来ました。

第一展示室の一番上座に鎮座されていた悲母観音様。
これ…この一点を見るだけでも価値がある企画展だった。




ツイログ。

<10/16>
狩野芳崖と四天王を見て来た。悲母観音は狩野芳崖の絶筆にして明治以降の絵画で初めて重文指定された作品。黄金の光に輝く観音の神々しさ、緻密でリアルな金属類の描き込み、薄く盛り上がったベール、水滴に包まれた嬰児が絶妙に薄れゆく下界に降りていく様は、正に天上の慈母。
2018/10/16(火) 11:18 Twitter for iPhoneで

柳や水瓶と言ったモチーフは楊柳観音の典型的な姿ではあるものの、水滴に嬰児が包まれて下界に降りていくと言うのは芳崖のオリジナルの構図。
2018/10/16(火) 11:20 Twitter for iPhoneで

本作は観音開きの額装?があり、金色地に花の模様の布が板に貼られていた。板の縁は赤色の布。その扉を開くと、この悲母観音の絵がある。本物の観音様だ。
2018/10/16(火) 11:25 Twitter for iPhoneで

額装は実物を見て初めて知った。資料集とかでは載ってないし、その大きさ(絵自体もそれなりに大きいけど金色の板絵と扉があることで迫力が増す)も相まって、美術品としてではなく宗教的な意識もリアルに感じた。他の人の観音図はあくまで美術品にみえたが、本作だけがお寺等で見る観音の様があった。
2018/10/16(火) 11:29 Twitter for iPhoneで

別作品だけど、楊柳観音について言うことは少し通じるかも。https://www.88fukusenji.jp/c_bbs/col3.cgi?mode=dsp&no=76&num=
2018/10/16(火) 12:07 Twitter for iPhoneで



絵そのものに感動したのもあるけどあの金色の煌びやかな装飾
(と言って良いのか)の相乗効果の印象が強くて、
これは本物を見てこそだなと思った。

勿論、他の展示もなかなか良いものがあって、前期とは結構替わっており
第二展示室の方はほぼ総入れ替えだった。

重要文化財 狩野芳崖 「悲母観音」(後期展示)明治21(1888)年
重要文化財 狩野芳崖 「不動明王」(後期展示)明治20(1887)年
狩野芳崖 「仁王捉鬼図」(後期展示)明治19(1886)年

後期の主な展示品に挙げられている内、
悲母観音の次に印象的だったのは、フェノロサが芳崖につきっきりで
構図や色に注文を出して描かせたという「仁王捉鬼図」。
フランスから取り寄せた鮮やかな絵の具を用いており、
ピンク、水色、金、朱等、従来の日本画には見られない派手な色合い。
西洋画と日本画を融合させた革新的な本作は、鑑画会大会で一等となった。

幕末になっても狩野派は良きものだった。
関連記事

コメントの投稿

 管理者にだけ表示を許可する
Copyright © BAD END. all rights reserved.